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おもちゃの修理 任せて! 木曽町の美術館が〝病院〟 ボランティア2人手掛ける

子供たちが見守る中、持ち込まれたおもちゃを丁寧に修理する丸山さん

 木曽町新開のふるさと体験木曽おもちゃ美術館で毎月、「おもちゃ病院」が開かれている。壊れて動かなくなったおもちゃが持ち込まれ、ボランティア2人が修理している。

 日本おもちゃ病院協会(東京都)会員の中條健次さん(71)=堺市=と丸山宏一さん(81)=伊那市=が修理を手掛ける。電池で動くおもちゃの自動車、水遊び用品、アニメキャラクターのグッズなどさまざまな品が持ち込まれ、構造を確認しながら丁寧に作業する。中條さんは第一級アマチュア無線技士、丸山さんは元建設業で、人生で培った知識、技術もおもちゃ修理に生きている。
 中條さんは「子供たちの喜ぶ顔、修理できたときのうれしさが力になっている」と笑顔を見せる。
 基本的に毎月第3日曜日開催(午前10時~午後2時受け付け)だが、5月の次回は第4日曜日の25日になる。無料(部品交換などは実費)。