大輪ボタンが境内彩る 塩尻市片丘の常光寺

塩尻市片丘北熊井の常光寺で、ボタンの花が見頃になっている。約1000株が植えられており、色とりどりの花を見物しようと、多くの人たちが訪れている。
紫や白、深い赤、桃色などの大輪が次々に咲いている。年々、花の時期が早まっており、今年はゴールデンウイークに入ると咲き始めた。カメラやスマートフォンで撮影する人もいる。藤の花も花を付け、山野草を楽しむこともできる。今月いっぱいは花のある風景を楽しむことができそうだ。
改元を記念し、平成元(1989)年の「こどもの日」に地域の子供たちが参加して100株を植え、10年間にわたって続けた。その後も植えて補ってきた中島宥性住職(80)は「成長した子供たちが、ご先祖さまがいる寺を思い出してくれればいいと思う。今年は花の数が多く、大ぶりだ」と話していた。