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異動手続き混雑避けて 松本市、待ち時間の生配信も

大勢の人で混雑している市民課の窓口

 松本市は春の異動シーズンで市民課の窓口が混み合うことから、混雑緩和に向けて市民への協力を求めている。マイナンバーカードを使った転出届の提出を案内するほか、混雑状況のインターネットでのライブ配信や窓口の増設、30日と31日、4月6日と7日の土・日曜に休日窓口を開設するなど対応に努めている。

 市民課の窓口は例年、3月中旬から4月上旬にかけて、転出入者の手続きで混み合う。今年も窓口が人であふれかえり、駐車場も満車が続くなどしている。
 マイナカードを使った転出手続きは、インターネットのマイナポータルからできるが、市への届け出のうち、実際に活用されているのは2割程度と少ない。市は公式ユーチューブチャンネルに手続き方法を説明する動画の配信を2月に始めた。ユーチューブ上では「松本市市民課窓口混雑状況LIVE」で窓口の待ち時間などを確認できる。
 市民課は現在窓口を増設し、書類交付窓口で順番を待つ人のために椅子を置くなどしている。同課によると、平日午前8時半から10時ころは比較的すいている。
 休日窓口は3、4月の4日間の午前9時から午後3時まで開設し、転出入手続きや各種証明書の発行などができる。松田富美課長は「仕事の都合などで平日に来庁することが難しい方に利用してもらいたい」と話している。