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御嶽海9勝で締め 大相撲春場所千秋楽

遠藤(左)を押し出しで破った御嶽海(読売)

 大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)千秋楽の24日、上松町出身で西前頭10枚目の御嶽海(出羽海部屋)は、東前頭16枚目・遠藤(追手風部屋)を押し出しで破った。14日目に2場所ぶりの勝ち越しを決めていた御嶽海は、入門10年目が始まった場所を連勝で締め、昨年秋場所以来となる9勝6敗で終えた。

 今場所は積極性がうかがえる取り口が目立った。初日、先場所敗れた一山本を一方的に下して幕内通算400勝目を手にし、5日目から4連勝と星を伸ばした。一方で、3場所ぶりに三役力士と顔を合わせた10日目の阿炎戦を制して勝ち越しに王手をかけるも、11日目から3連敗と失速した。千秋楽は立ち合い押し込み、遠藤の引きにも足を運んで軍配を得た。
 夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)の新番付は4月30日に発表される。