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山形社協の川柳 優秀賞に4句

川柳企画で優秀賞に選ばれた皆さん

 山形村社会福祉協議会が公募した川柳企画の入賞者が決まり、このほど村内のデイサービスセンターいちいの里で表彰式が行われた。「いつもありがとう」をテーマに寄せられた112句を対象に村内施設やインターネット上で投票を行った結果、4句が優秀賞に選ばれ、それぞれの作者に表彰状と記念品が贈られた。

 総投票数は215票で、一般の部と小学生以下の部の2部門で得票数の多かった各2句を選んだ。中大池の藤沢峯登さん(76)は「無給でも炊事洗濯ほぼ無休」の句で2年連続入賞し「妻への感謝を込めた。皆さんに共感をいただけ、連続入賞できうれしい」と話した。90歳を迎える古畑英実さんは「ありがとう後十年一世紀」の句で初入賞。「初参加でまさか選ばれるとは思っていなかった」と喜び「人間は一人では生きられない。幸せを見つけるヒントは人とのつながりの中にあると思う」と日頃感じている思いを話した。
 小学生以下の部では、「かぞくとね出会えたことがきせきだよ」を作った山形小学校3年の鳴澤夏葵さん(9)、「友だちがやさしい言葉ありがとう」の句を作った同小3年の瀧澤杏衣さん(9)が入賞した。鳴澤さんは「初めて句を作ったからうれしい」と喜び、瀧澤さんは「友達ともめちゃった時に他の友達が優しい言葉を掛けてくれたことを思い出して作った」と話した。
 投票は2月に村内の公共・商業施設15カ所と村社協ホームページ上で行った。