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村民と交流「ゴハン会」盛況 木祖村の協力隊が定期開催

協力隊の4人が「お世話になっている村の皆さんとおしゃべりしたい」と初めて開いたヨルゴハン会

 木祖村の地域おこし協力隊4人による住民との交流企画が広がりを見せている。公園やあずまやなどで定期的に開く「アサゴハン会」は3年目を迎えた。その名のとおり〝朝ごはんを食べる〟だけの催しを発展させ、初の「ヨルゴハン会」を開いたところ「みんなで食べてね」の差し入れがあったり「様子を見に来たよ」の声掛けもあったりと盛況だった。

 ゴハン会のきっかけは、空き家やキャンプ場の活用について村民を交えてアイデアを出し合っていた時の「取りあえずやってみよう」のひと言だった。手間がかからず、許可申請も最小限な企画を開こうと、令和3年秋に朝のイベントを始めた。
 このほど開いた夜企画は、薮原宿にある元旅館「藤屋」で午後4時にスタート。〝飛び入り〟が基本の参加費用は飲食の持ち寄りがあれば300円だった。午後7時の終了時刻はあくまで目安で、住民とおしゃべりをしながらのひとときは夜遅くまで続いた。
 ヨルゴハン会も定期開催させたい考えだ。協力隊の平野佑典さん(34)は「イベントを積み重ねながら開催のハードルを下げたい」と話し、現在は協力隊が主催するイベントが、いずれは村民や子供たちが主導するスタイルに発展することを願っている。
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 協力隊の4人は23日午後1時から、木祖村民センターで活動報告会を開く。