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アカデミー賞「ゴジラ靴」だ 山崎貴監督が式典で着用 故郷・松本の市美術館に展示

山崎監督がアカデミー賞の授賞式で実際に履いていた“ゴジラシューズ”に見入る親子

 松本市出身の山崎貴監督の映画「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」が米アカデミー賞の視覚効果賞を受けたのを記念して松本市美術館で開かれている小企画展に20日、山崎監督が授賞式で実際に履いて世界的な注目を集めた"ゴジラシューズ"がお目見えした。ゴジラの手がかかとをわしづかみしている靴を間近に見て、山崎監督の成し遂げた快挙と松本愛を実感できる。

 シューズを手掛けたのは、特殊な造形のかかとの靴を多数製作している国内アパレルブランドで、黒い革靴のかかとを銀色の爪をしたゴツゴツした4本の指が包み込んでいる。ショーケースの上からのぞき込むと、中敷きにゴジラ-1・0のロゴとゴジラの姿が描かれているのも見える。
 親子でシューズを見ていたゴジラファンの田多井琉聖君(10)=松本市波田=は「めっちゃかっこいい」と目を輝かせ、「アカデミー賞を受賞してすごいと思った。来週もう一度映画館に見に行く」と話していた。
 美術館の女性職員は「山崎監督は多忙を極めているはずなのに対応していただいた。貴重な靴を提供してもらい、松本への思いを感じます」と感謝していた。

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