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福神漬け3年ぶり復活 安曇野うんめえ漬シリーズ 22日発売 JAあづみ女性部西穂高支部 

漬け込んだ福神漬けを袋詰めするメンバー

 安曇野市のJAあづみ女性部西穂高支部牧大根プロジェクトが作る福神漬け「七福神うんめえ漬」が今年、3年ぶりに復活することになった。メンバーが自家栽培した野菜を中心に使った人気の商品で、復活を望むファンの声を受けて約125キロを漬け込んだ。22日に販売が始まる。

 同プロジェクトが手掛けている「安曇野うんめえ漬け」シリーズの一つで、平成26(2014)年から令和3年までこの時期に作られてきた。自家栽培の大根やキュウリ、ミョウガ、シソの実、国内産のショウガやニンジン、ゴボウの計7種類が使われている。
 メンバーがキュウリやミョウガ、シソの実を各家庭で塩漬けにするなど材料の調達が大変だという。同プロジェクトで牧大根を使ったぬか漬けやしょうゆ漬けの作業が11月から翌年2月まであり、続けて七福神の作業に入るため、メンバーの負担が大きいことから製造をやめていた。
 七福神はミョウガとゴボウの香りが特徴の一つ。メンバーの熊井悦子さん(70)は「お茶請けにもご飯のお供にも、おにぎりの具にもいい」と語る。製造休止後「今年は作らないのか」「いつから売り出すのか」と製造を待ちわびる声が寄せられていた。例年、販売を始めて10日ほどで売り切れるという。
 一袋200グラム入りで税込み480円。22日から豊科南穂高の同JA直売所・安曇野スイス村ハイジの里で販売する。28日から堀金烏川のファミリーマートJAあづみ烏川店でも扱う。メンバーの浅川峰子さん(70)は「たくさんは作れないが皆さんに喜んでもらえたら」と思いを語っていた。