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「堀金愛」育み5年で幕 「お宝発見講座」20日最終回 歴史・自然など魅力伝える

最終回の講座のチラシを持つ百瀬さん

 堀金地域の住民有志でつくる「ふるさと堀金を楽しむ会」(平倉重則代表)が堀金公民館と毎月開いてきた「堀金のお宝発見講座」が、20日で最終回を迎える。令和元年度から計60回の講座で、歴史や自然、民俗、文化などさまざまな地元の魅力を取り上げてきたが、5年を節目に一区切りとする。

 講座は毎月、公民館の講堂で開催。大学教授や市職員、郷土史家など多彩な講師陣を迎えてきた。毎回40~50人が参加し、受講者数は延べ2373人に上る。堀金内の各区をテーマにした回などは特に人気で、約80人が参加したこともあった。
 「ふるさと堀金を楽しむ会」は、堀金烏川の岩原区の有志でつくる「岩原の自然と文化を守り育てる会」代表の百瀬新治さんが、「堀金全体に関係する講座をやってほしい」という声を受けて中心となって立ち上げた。義務感ではなく楽しく続けることや、役員の年齢を考慮して、当初から5年で一区切りと決めていたという。
 楽しむ会の副代表でもある百瀬さんは「見過ごしがちだが、魅力的なものは身近にいっぱいある。掘り起こしてみんなの中に広がっていくことで、地域愛が強まったのを感じる」と5年間の意義を語る。最終回は午後1時半~3時で、市教育委員会の橋渡勝也教育長が「遠くで常念を望み、足元の草花を愛でる│北アルプス常念山脈とその山麓一帯の植物」をテーマに語る。入場無料で、申し込み不要。問い合わせは堀金公民館(電話0263・72・5796)へ。

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