教育・子育て

公立高校で一般入試 県内で9505人が挑む 合格発表は19日

試験開始を静かに待つ受験生たち(松本筑摩高校)

 令和6年度の公立高校入試の後期選抜(一般入試)が6日、県内の各校で一斉に行われた。前日からの雪が降り積もる中、防寒対策をした受験生たちは足元を気にしながらそれぞれの志望校に向かい、試験に臨んだ。

 松本市の松本筑摩高校(多部制・単位制)では、午前部と午後部、夜間部を計29人が受験した。教職員は朝5時台から敷地内の雪をかいて足場を確保し、受験生を迎え入れた。会場に入った受験生たちは諸注意を聞いた後、筆記用具や受験票を机に置いて、問題用紙を前に引き締まった表情で静かに開始の合図を待った。国語、数学、社会、理科、英語の順で5教科に取り組んだ。
 県教育委員会によると、各校で雪による影響はなかった。

 県教委によると、公立高校の後期選抜は県内全体の募集人員1万814人に対して9505人が受験し、受験倍率は0・88倍となった。
 全日制課程は、募集人員9945人に対して9263人が受験して0・93倍となった。うち普通科は0・96倍、職業科は0・83倍、特色学科は0・90倍、総合学科は0・83倍だった。定時制課程は募集人員624人に対して142人が受験して0・23倍、多部制・単位制は245人に対して100人が受験して0・41倍だった。
 後期選抜の合格発表(入学予定者発表)は19日で、同日から22日午後5時まで再募集の志願を受け付ける。

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