信大が富山大と金沢大と連携 課題解決型インターンシップが地方創生賞

信州大学(本部・松本市旭3)と富山大学、金沢大学が連携して行っている人材創出プログラム「ENGINEプログラム」の課題解決型インターンシップ「ENGINEインターンシップ」が、学生の社会的・職業的自立に貢献した取り組みを表彰する「第8回学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード2025」(文部科学省など後援)で地方創生賞に輝いた。大学間で連携して新しい学びの場を提供した点などが評価された。
同インターンシップは同プログラムの実践力を強化するための取り組みとして、令和5年に導入された。半年かけて行う、15日間のプログラムのインターンシップで、現状を把握する力などの八つの力を養えたか評価する「ENGINEルーブリック」を開発、実施している点も高い評価となった。
昨年度は、連携する3大学の地元企業6社の協力のもと、各大学の学生計24人が4人ずつのチームに分かれて、各企業から提供された課題の解決に向けて活動した。オンラインで話を聞いたり、各企業の現地でフィールドワークをしたりした。深く企業を知れるだけでなく、社会に通用する力を養い、企業にも学生のことを知ってもらう機会となっている。
今回の同アワードには、全国の1000以上の法人などから1205件の応募があった。信大キャリア教育・サポートセンターの勝亦達夫副センター長は「引き続き地域で活動し、活躍する人材を育成していきたい」と話していた。