政治・経済

政策・思いを色に乗せ 各陣営がイメージ戦略 松本市長選 

イメージカラーが効果的に使用されている各氏のチラシやリーフレット

 3月10日告示、17日投開票の松本市長選挙に立候補を表明している5氏には、それぞれイメージカラーがあり、政策をアピールするチラシやパンフレット、立て看板などに効果的に使われている。選んだ理由を聞くと、色に託した各立候補予定者の思いが見えてくる。

 新人の元信越放送専務・菱山晋一氏(68)=沢村2=は青色。菱山氏が「松本ブルー」と名付け、「愛してやまない」松本の青空をイメージした。刻々と色を変える空のように、薄い青から濃い青まで使い分けているが、基本は紺色に近い深い色だ。
 現職・臥雲義尚氏(60)=中央3=は、前回選に引き続き少し暗めの赤「ダークトマトレッド色」とした。前回選で捲土重来を期すに当たり「挑戦者の立ち位置」を表すために選んだ。陣営幹部は「今選挙でもチャレンジし続ける姿勢を表している」とする。
 新人で元衆議院議員秘書の赤羽俊太郎氏(40)=笹賀=は赤、青、白色の「トリコロールカラー」。名字にちなんで赤色を選び、支援者に似合うと言われた青色も採用。印刷物などで背景色となる白色を加えた。他陣営の色を取り込み、飛躍を狙う。
 新人で会社役員の上條邦樹氏(54)=中央1=は、松本のさわやかな青空をイメージしたターコイズブルー(水色)。同じく新人の無職・竹内貴也氏(58)=島内=は、松本の豊かな自然や水資源を表現する緑色としている。

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