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まつもと大歌舞伎 7月12~15日に6公演

 松本市は27日、今夏に開催するとしていた「信州・まつもと大歌舞伎」(実行委員会主催)の演目や出演者を発表した。7月12~15日に計6公演をまつもと市民芸術館主ホールで行う。故・中村勘三郎さんの長男の中村勘九郎さん、次男の中村七之助さんのほか、中村虎之介さん、中村鶴松さんが出演する。

 演目は、伝統的な歌舞伎舞踊の「正札附根元草摺」と「流星」、上方落語の「貧乏神」を題材とした新作歌舞伎「福叶神恋噺」の三つ。
 開催は新型コロナウイルス禍を挟んで3年ぶり8回目となる。これまでは、昨年3月に同館総監督を退任した串田和美さんが演出を手がけてきたが、今回は松竹所属の今井豊茂さんが担当する。料金は従来と変わらない。
 実行委は今後市民活動委員会を設置し、にぎわい創出、市民と出演者の交流といった関連事業について検討する。臥雲義尚市長は同日の定例記者会見で「内容、形式は固まっていないが、松本城本丸庭園を念頭に、何らかの催しというか公演は検討している」と述べた。