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全中スケート女子500 鉢盛勢・村山と西尾が2位と3位

女子500㍍で2位に輝いた鉢盛の村山(左写真)と3位の西尾(右写真)

 全国中学校体育大会(全中)のスピードスケート競技は5日、長野市のエムウェーブで男女の500㍍などを行った。中信勢は女子500㍍で、ともに鉢盛3年の村山夏愛が41秒17で2位、西尾友里が41秒24で3位に入った。金メダルにはあと一歩届かなかったが、それぞれが自己ベストの滑りで、最後の全中を締めくくった。

 村山は最終組で優勝選手と滑走し、最後わずかに及ばなかった。「悔しい。でも、ライバルの成長と自分の課題が見つかった」と振り返った。大会1週間前に体育の授業で右ふくらはぎを負傷し、一時は出場も危ぶまれたが「自分を信じて滑った」。「高校では39秒台」と早くも次のステージを見据えた。
 西尾は「初速をもっと出せた」と悔しさをにじませた。緊張もあったといい「(好調だった)前日の1000㍍と同じように滑れなかった」と語る。一方で「この大会でようやく自分の滑りができた。少しは成長できたかな」と話し、高校での飛躍を誓った。
 小学生時代からの友人で、切磋琢磨しあう好敵手の2人。中学校卒業後、村山は県内、西尾は北海道で、それぞれ世界で戦えるスケート選手を目指す。

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