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安曇野・大北の少年野球4団体 合同で「アルプスリーグ」発足

4チームでつくるアルプスリーグの選手たち

 安曇野市と大北地域の少年硬式野球4リーグが、合同の「アルプスリーグ」を発足させた。子供たちの野球人口が減少する中、上位の全国大会や世界大会に出場できる体制をつくり、紅白戦など多彩な練習ができる環境を整える。既存の4リーグはアルプスリーグ内でチームとして活動を続ける。

 安曇野市の豊科と堀金三郷、安曇野穂高と大北地域の大町白馬がアルプスリーグに入る。選手数は年中園児~中学1年生の計48人となる。既存4リーグはそれぞれ、アルプスリーグ内の1チームという扱いになり、今後はチームごとの活動と合同練習を並行して行う。アルプスリーグとしての新ユニホームも作る。
 既存4リーグはこれまでも、単独でのチーム編成が難しいときに連合チームを組んで公式戦に出場したり、合同練習をしたりしてきた。しかし現在の体制では、規定に基づくチームを編成することが難しく、全国大会や世界大会に進むことができない。アルプスリーグの会長に就いた下村政市・リトルリーグ信越連盟理事は「上位の大会に出るチャンスがあることで、子供たちに経験を積ませられる」と力を込める。
 21日は豊科高家の熊倉公民館で新リーグの発足式を開き、餅つきをして団結力を高めた。豊科チームの山本一輝主将=三郷小6年=は「みんなが集まってレベルが上がれば勝てる試合が増える」と意気込み、穂高チームの郷津朝飛主将=穂高北小6年=は「本格的な紅白戦が楽しみ」と笑顔を見せていた。
 総監督を務める大町白馬チームの竹田定治郎監督は「試合形式や、子供たちの発達段階に合わせた練習ができるようになる。各地区で選手を増やし、野球が盛んになれば」と願っていた。

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