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中学2年生 立志式で誓い 大桑村 決意の言葉 色紙に毛筆で

色紙に毛筆で書いた「立志の言葉」を掲げ、記念写真に納まる2年生

 大桑村の大桑中学校(髙山俊彦校長)で20日、2年生21人が今後の生き方や誓いを文字に込めて発表する「立志式」があった。自分の決意を表す語句を選び、色紙に毛筆でしたためた生徒たちが一人ずつ前に出て、自分の言葉で思いを述べた。自身の短所や弱い心を見つめたり、夢を掲げたりしていた。

 塚本隼輝さんは「優」と書き「嘆き、悲しみ、悩んでいる人にそっと寄り添える人間でありたい」と力強く話した。中谷瑛太さんは、嫌いな勉強を後回しにしてきたと振り返り、意識したい言葉に「時間は有限、努力は無限」を選んだ。
 二人が「不撓不屈(不屈不撓)」を掲げた。舟島優斗さんは「この言葉を心に勉強やバレーボールを頑張る」と力を込め、野崎蒼空さんは「将来の夢に向かって最後まで諦めない大人になりたい」と決意した。
 15歳で大人とされた昔の「元服」にちなむ立志式は、大桑中の伝統行事となっている。