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呼び込め白馬の外国人客 松本直行バスが運行開始

記念撮影に応じる松本城おもてなし武将隊

 北安曇郡白馬村に長期滞在する外国人旅行者を対象に白馬村―松本市間を1日1往復する冬期バスの運行が始まり、最初の乗客が18日、松本城を訪れた。甲冑姿の「松本城おもてなし武将隊」や市職員などが温かく出迎えた。

 行きは午後1時白馬発、帰りは午後8時半松本発で、同日はオーストラリア人の家族など13人が乗車した。お城前で下車すると、市のマスコットキャラクター・アルプちゃんや「武将隊」メンバーらが笑顔で手を振り、観光パンフレットなどを渡した。オーストラリアから家族で訪れた女性(51)は「日本は食べ物や人々の温かさが素晴らしい。松本ではお城や夕飯、買い物を楽しみたい」と話した。
 バス運行は、外国人の数に比べて飲食店が不足する白馬村と、松本、長野の3市村が昨年3月に結んだ連携協定に基づく取り組みで、アルピコ交通が2月14日まで運行する。松本市は誘客を担い、専用ホームページに飲食店マップを掲載している。市観光プロモーション課は「お城や博物館の展示などを楽しみ、できれば宿泊もしてもらえるようにPRしたい」としている。