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医療の道進む決意新たに 松本看護専門学校で戴帽式

看護のともしびを手にナイチンゲール誓詞を斉唱する学生たち

 松本市医師会が運営する松本看護専門学校(松本市城西2)は21日、学校が入る市医師会館で、戴帽式を開いた。2年生33人(男子3人、女子30人)が、医療現場での本格的な看護実習に向けて決意を新たにした。

 学生たちは名前を呼ばれるとステージに進み出て、教員が女子にはナースキャップをかぶせ、男子学生にはハンカチーフを胸ポケットに入れた。式辞で花岡徹校長は「先輩たちが行う優れた看護技術を、観察力を研ぎ澄ませて学び取ってください」と呼び掛けた。戴帽生を代表し杉田遥香さん(20)は「感謝の気持ちを忘れず精いっぱい努力します」と決意を述べた。
 壇上のナイチンゲール像から看護のともしびを受け継ぐキャンドルサービスが行われ、学生たちは看護師に必要な心構えが込められた「ナイチンゲール誓詞」を力強く斉唱した。
 医療現場での実習は来年2月に3週間、3年生になった5月から1年間、まつもと医療センターで行われる。