自転車用ヘルメット購入に補助金 塩尻市が16~18歳・65歳以上対象に
塩尻市は、道交法改正に伴い着用が努力義務となった自転車用ヘルメットについて、購入費の一部を補助する制度を創設した。市民の交通安全意識の高揚と着用の早期普及を狙い、22日に補助金交付申請の受け付けを始める。
来年3月末時点で16~18歳と65歳以上の市民を対象とする。今年4月1日以降に購入した安全基準を満たす認証付きの製品(SGマークなど)の購入費の3分の2(上限3000円、100円未満切り捨て)を補助する。1人1回限りで、別の補助金を受けた場合は対象外となる。
申請は、市ホームページなどで入手できる申請書に必要事項を記入し、購入領収書や安全基準の認証が分かる書類を添えて市都市計画課の窓口に提出する。交付には1カ月程度かかる。申請期限は来年3月末までだが、予算額の141万円(471人分)に達すると終了となる。
直近5年間で交通事故の死傷者数の割合が高い年齢層を対象にした。全国的なヘルメット着用率は17.3%(警察庁調べ)で、県は50%への引き上げを目標とする。市都市計画課の担当の大沼田宏幸さんは「市内でもヘルメット着用で助かったケースがある。積極的に活用して命を守ってほしい」と話す。