地域の話題

班別討議で防災力向上 塩尻・北小野でマップ作り

危険箇所や避難場所を確認したグループワーク

 塩尻市北小野の北小野地区センターで3日、地域防災学習会が開かれた。地区内の五つの区の役員ら39人が講演会とグループワークを通して、地域防災力を高めた。

 防災講演会で、市危機管理課の矢花光博防災専門官が「北小野地区の災害リスク」について講演した。続いて区ごとにグループワークを行い、防災マップ作りをした。各区の洪水・土砂災害ハザードマップに、危険箇所を示す赤色シール、避難場所を示す青色シール、要支援者を示す黄色シールを貼り、区の現状を確認した。
 北小野公民館、北小野地区振興会、ふれあいセンター東部が主催した。昨年度に続き2回目の学習会で、振興会の小野芳幸会長(63)は「各区の課題を再確認できた」と強調。市消防団北小野分団の山辺賢分団長(48)は「危険箇所や要支援者の多さを改めて感じた。避難の応援についても考えていかなければならない。考えさせられる学習会だった」と話していた。