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地域の文化財巡りやすく 松本・第二地区が歴史マップ改訂

第二地区の文化財を分かりやすく紹介した歴史マップ

 松本市第二地区はこのほど、地元の文化財を紹介する「第二地区歴史マップ」を改訂した。地域が大切にしている文化財群を市教育委員会が「まつもと文化遺産」として認定する制度で、深志神社など18件が昨年11月に認定されたのを受け、内容を分かりやすく更新した。

 市重要文化財なども含めた神社仏閣、史跡、湧き水など23カ所を写真付きで解説し、併せて旧町名碑の碑文も紹介している。まつもと文化遺産は、町内公民館長や有識者でつくる「第二地区歴史文化継承委員会」を保存活用団体とし、源智の井戸(宮村町1丁目)や龍興寺(北源地)、深志神社の祭りの舞台などが認定されている。
 11月には第二地区公民館でマップのお披露目と講演会が開かれた。講師を務めた市文書館特別専門員の窪田雅之さんは「先人たちがささげてきた思いが今につながり、この歴史マップも財産だ。文化遺産を巡り歩いて触れてほしい」と話していた。マップは地区内の約1400戸に全戸配布される。