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日本ウェルネス長野高の第2学生寮 「駅チカ」に完成

完成した日本ウェルネス長野高校の第2学生寮

 筑北村西条の日本ウェルネス長野高校が昨年夏から地元で開設を進めてきた第2学生寮が今秋に完成し、1日から利用が始まった。全国的な建築資材の調達遅れなどから当初計画の4月から約8カ月遅れの完成となった。生徒が最大44人居住でき、今月初旬にも1、2年生約30人が引っ越して、新たな環境での寮生活を始める。

 JR西条駅から徒歩約3分の好立地にあり、木造2階建て延べ約490平方メートルの新築になる。2段ベッドを2基備えた寮室(約13.3平方メートル)が11部屋あり、食堂兼ミーティングルーム(74.5平方メートル)やシャワー・ランドリー室、管理人室などを備える。野球部員が入寮する第1学生寮(筑北村東条)に対し、主にサッカー部員やバスケットボール部員が入寮する予定だ。
 同校によると、完成遅れの影響で今春に入寮予定だった生徒約20人は、村の協力・仲介で西条温泉とくらの合宿用宿泊施設・碧館(西条)と冠着荘(坂井)を借り、村内で学ぶための一時的な生活拠点にしてきた。
 同校は今後、学校周辺に第3学生寮を建設する計画で、令和7年度の開設を目標に検討を進めていく。丸尾泉副校長は「生徒の夢の実現を後押しできる素晴らしい寮が完成した。生徒たちがより地域になじみ、地域の期待に応えられるよう学校づくりに一層励みたい」と話した。