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ブラインドサッカー男子 日本がパラ五輪出場権 山雅BFCの平林が喜びと抱負

パラリンピック出場権獲得の喜びを語る平林

 ブラインドサッカーの男子日本代表が、パリで来夏にあるパラリンピックの出場権を得た。チームの一員として切符獲得に貢献した松本山雅BFC所属の平林太一(17)=松本美須々ケ丘高校2年=が30日、クラブ事務所(松本市並柳1)で取材に応じ、夢舞台への挑戦権のスタートラインに立った喜びと抱負を語った。

 日本代表の最年少プレーヤーで得点源でもある。出場枠獲得が決まった瞬間を「ほっとした気持ちが一番」と振り返った平林。メンバー入りを争うこの先に向けて、シュート精度の向上やスタミナ強化を個人の課題に挙げながら「チームを勝たせられる得点を取りたい」ときっぱり。「このメンバーで金メダルを取りたい思いが強くある」と話した。
 日本代表は今夏の世界選手権で5位入賞。パラパンアメリカン大会で、出場枠を得ているブラジルが優勝したため繰り上がりで切符をつかんだ。開催国枠ではない出場権の獲得は初めて。