公共職業訓練で光る成果 松本の小林さんがポスター最優秀
長野労働局は３０日、長野市内の同局内で、公共職業訓練「ハロートレーニング」でＷｅｂデザインを学んだ受講生から募集した、ハロートレーニングをＰＲするポスターデザインの表彰式を開いた。松本市神林の小林奈苗さん（２７）が最優秀賞に、塩尻市中西条の小松愛果さん（２１）が優秀賞に選ばれた。
労働局の多くの職員が見守る中で表彰式が行われ、久富康生局長は受賞作品の質の高さをたたえた。小林さんと小松さん、もう一人の優秀賞の依田由美子さん（４３）＝長野市＝にそれぞれ表彰状が手渡された。
小林さんは「訓練の３カ月間はとても濃い時間だった。実務に即したスキルを学ぶことができ、いろいろな仲間から人生のスキルも学んだ」と感謝した。小林さんの作品は、ハロートレーニングのロゴマークの「ハロトレくん」が、職業訓練で少しずつスキルを身につけながら就職を目指す様子を山登りに例えて表現した。
ハロートレーニングは「急がば学べ」をモットーに、再就職に必要な職業スキルや知識を習得する制度で、３人のデザインはポスターやリーフレットなどに活用される。