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万能スパイス「ほりにし」安曇野版が人気 売り切れから再販2度

ラベルに安曇野の風景などが印刷された「ご当地ほりにし」(旬の味ほりがね物産センター)

 安曇野市の田園風景と北アルプスの写真があしらわれたオリジナルラベルのアウトドアスパイス「ほりにし」が人気だ。塩やガーリック、黒こしょうなどがブレンドされた調味料で、本年度中に約1000本の販売を考えていたが、4月の発売から1カ月ほどで売り切れ、それから2度も再販した。市政策経営課の担当者は「正直いうとここまで人気が出るとは思っていなかった」と驚く。

 「ご当地ほりにし」を取り扱っている市内3カ所のうち、堀金烏川の旬の味ほりがね物産センターでは、これまでに1300本近くを販売した。小笠原昭彦組合長によると、50~60代の女性が買う姿をよく見る。1日当たりの販売本数は発売直後より落ち着いているが、「おいしいとリピーターを獲得できているのでは」と分析する。
 各都道府県から1自治体が選ばれる「ご当地ほりにしプロジェクト」にアウトドア・スポーツの聖地を目指す市が参画した。「ご当地ほりにし」があるのは県内では安曇野市のみで、そのことも功を奏しているとみられる。
 市政策経営課の担当者は「最初に1カ月で売り切れたことについて、ほりにしの関係者から『全国でもこれほど早く売れたことはない』と驚かれた」と話す。ロゴマーク「朝が好きになる街 安曇野」もラベルに印刷されている「ご当地ほりにし」が「家庭でもコンスタントに使ってもらえる調味料になれば」と願う。