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塩尻・大門商店街に交流拠点 空き店舗を再生 年明けに一部開所

シェアハウスの共同スペースで行われた交流会

 塩尻市大門三番町(大門商店街)にある旧ハリカ塩尻店の空き店舗を滞在型交流拠点施設「en.to(えんと)」に再生する取り組みで、お試し居住用のシェアハウスの一部が完成し、プレオープンイベントが19日に行われた。出資者や地域住民、行政関係者らが内覧した。

 拠点は、南側のシェアハウスと、北側にあり短中期で宿泊できるゲストハウスや、多様な世代・人材が集うコミュニティースペースで構成。年明けにシェアハウスが先行オープンする予定で、同日は個室2部屋と共同スペースが公開された。個室は和風でおしゃれな古物を活用し「和モダン」に仕上げた。テーブルなどのある共同スペースでは昼食を兼ねた交流会もした。シェアハウスの住人は住むだけでなく拠点の中核を担い、地域の"当事者"にもなってもらう。
 施設は塩尻の次世代を担う人材を輩出する拠点を目指す。施設を運営する合同会社en.toの代表社員・横山暁一さん(31)は「内外の人が集い、つながる場にしたい」と話していた。