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大桑・和村橋 架け替え進む 木曽川右岸道路の県道 8年度ころ 完成目指す

架け替え工事が進む和村橋。旧橋(右)の隣に新しい橋台や橋脚が見え始めた

 大桑村殿、須原境を通る県道上松南木曽線で、木曽川に架かる和村橋の架け替え工事が進んでいる。県が行う木曽川右岸道路建設工事の一環で、橋台や橋脚の一部が姿を見せ始めた。令和8年度ころの完成を目指し、川の渇水期の秋~春先を中心に建設工事を進める。

 和村橋は上松町へ通じる木曽川右岸道路と国道19号を結ぶ。新橋は計画だと全長140㍍、幅約10㍍の2車線道路。1車線の旧橋から幅は4㍍以上広くなり、歩道も新設する。現在は主に右岸側の工事を行い、橋と県道をつなぐ道路はおおむねできた状態だ。今後は左岸側の橋台、橋脚も整備し、橋桁といった上部構造の建設に進む。
 令和元年に着工した。新橋の完成後、左岸側の国道19号と接続して通行できるようになる見通しだ。旧橋は完成後に撤去し、総事業費は約20億円を見込む。県木曽建設事務所は「安全に十分留意しながら開通に向けて進めていきたい」としている。