地域の話題

篠ノ井線で謎解き楽しもう

市役所や村役場などで配布しているガイドブック

 松本地域の8市村や県、各商工・観光団体などでつくる篠ノ井線松本地域活性化協議会(事務局・安曇野市政策経営課)は、クイズを解きながら駅周辺地域を巡る「謎解き×街巡り ぶらり しののい線 なぞ巡り」を来年2月末まで実施している。観光客の少ない冬場の鉄道利用促進や地域活性化の企画で、観光にも役立ちそうだ。

 安曇野市の明科駅西側エリア、松本市の松本駅から松本城までのエリア、塩尻市の塩尻駅東側エリアで行っている。謎が難しい明科エリア、歩く距離の長い松本エリア、比較的簡単な塩尻エリアと難易度が異なる。所要時間の目安は明科エリアと塩尻エリアはそれぞれ1時間ほど、松本エリアは1時間半ほどとなっている。
 参加するには8市村の役場や、なぞ巡りの拠点となる駅などでA5サイズの冊子「ガイドブック」を入手し、LINE(ライン)のなぞ巡り公式アカウントを友だち追加する。冊子に載っている地図やヒントを参考に散策しながら、ラインで回答する仕組みだ。
 県地域発元気づくり支援金を活用した取り組みで、昨年度のスタンプラリーに次いで2年目となる。安曇野市政策経営課の担当者は「各地域を歩いて知ってもらえれば」とし、沿線住民の参加を呼び掛けている。