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思いやる心 遊びで学ぶ 塩尻でオレンジリボンの催し

相手を思いやりながらウオーキングサッカーを楽しむ参加者

 児童虐待のない社会を目指すオレンジリボン運動を発信する催し・信州オレンジリボンフェスファミリアが4日、塩尻市広丘郷原のユメックスアリーナで開かれた。来場者はウオーキングサッカーや多彩な遊びを体験しながら、運動の趣旨を理解した。

 走らず、接触もしないように配慮するウオーキングサッカーは幼児や高齢者も一緒にプレーした。相手を思いやりながらボールをパスしていくと自然に笑顔があふれた。大きな布を膨らませたり浮かせたりする「パラバルーン」では多くの人と協力する楽しさを体感した。
 子供を対象とした無料相談電話・チャイルドラインの開設準備を進める団体や、里親制度を啓発する松本赤十字乳児院などもブースを出し、取り組みを紹介した。音楽を通じて社会貢献するイブキミュージックアソシエイツが主催。代表の三澤康弘さん(40)=塩尻市広丘野村=は「児童虐待がコロナ下で増え、何とかしたいと運動を進めている」と話していた。