七五三参り にぎわう神社 家族に笑顔

11月に入り、松本地方の神社は七五三のお参りに訪れる人たちでにぎわっている。新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同じ5類に移行して半年たったこともあり、マスク姿の参拝客はほとんど見られず、着物でおめかしした子供たちの笑顔が境内にあふれている。
穏やかな秋晴れとなった4日、朝から家族総出で神社を訪れる人たちでにぎわった。松本市深志3の深志神社には、同市平田東の藤森紗季さん(6)と志帆ちゃん(3)の姉妹が両親と祖父母の計7人で訪れた。ピンクの着物姿の紗季さんは「みんな一緒でうれしい」とにっこり。父親の藤森貴文さん(36)は「元気に成長してくれて、うれしい限り」と目を細めていた。
同市美須々の県護国神社では、東京都江戸川区の井出菜月ちゃん(6)と智晴ちゃん(3)のきょうだいが家族9人でお参りした。塩尻市楢川地区出身の母親の麻紀さん(35)は、次男の朝陽ちゃんが来月1歳になるため、この日、併せて県内の祖父母とお祝いすると話し「上の子が大きくなり、下の子たちのお世話をしてくれるようになった。3人のお祝いができてよかった」と笑顔だった。