地域の話題

松本まつり街熱く 市民どっと繰り出す

歩行者天国となった通りでチアチームの発表を見る来場者

 第66回まつもと市民祭松本まつり(実行委員会主催)が3日、松本市中心街で開かれた。昨年よりも歩行者天国の規模を拡大し、市内の各種団体が活動を披露したほか、商店街が多彩な催しを行った。3連休の初日、朝から晴天が広がる絶好の行楽日和となり、各通りが散策する人でにぎわった。

 昨年の本町、大名町、中町、伊勢町に加えて、六九町や上土町に歩行者天国のエリアが広がった。4カ所に設けられたステージでは、音楽やダンス、武道などの発表があった。ステージを囲むように多くの人が集まり、発表が終わるたびに大きな拍手が起きていた。
 本町では警察や消防車両の展示が子供たちに人気だった。中町では自衛隊が災害や演習時に活躍する炊飯車でカレーを作り、振る舞った。松本市松原の北原正友さん(86)は「大きな声では言えないけれど家のカレーよりおいしかった。街がにぎやかなのはいい」と笑顔を見せていた。
 実行委によると、約4万5000人が来場した。松本商店街連盟の山田善敬会長は「街がさらに活気づくようにしたい」と話していた。