筑北スマートIC 12月17日に開通
筑北村と東日本高速道路関東支社は8日、同村西条の長野道で建設中の「筑北スマートインターチェンジ(IC)」が12月17日午後3時に開通すると発表した。平成30(2018)年8月の事業開始から約5年半を経て待望の村の玄関口が完成する。
工事の進捗状況を踏まえ、7日に両者で開通日について合意決定した。両者によると、事業費は関連工事を含め概算総額38億2000万円で、うち村負担額は11億4000万円の見込み。
当初計画だと、筑北スマートICの完成は今年3月を見込み、総事業費も約25億円を想定したが、現場の土質が想定よりもろく、のり面のコンクリート補強などの対策工事が必要となり、1年近い工期延長につながった。
筑北スマートICの開通で、村役場から安曇野ICまで従来より22分短い11分で移動でき、救急医療機関への迅速な搬送や地域防災機能の向上、近隣への通勤時間の短縮、産業誘致が期待される。太田守彦村長は「スマートICは地域住民の熱望だ。若い世代が村に住み続け、多くの人が村へ足を運ぶことにつながれば」と願った。
村は11月19日に筑北スマートICの見学会を開く。村内外の誰でも自由に見学でき、午前10時~午後1時半に村役場発のシャトルバスを随時運行する。問い合わせは村建設課(電話0263・66・2111)へ。