政治・経済

小物販売やる気アップ 筑北の複合施設にコーナー

利用者手作りのおしゃれなクラフト小物などの展示・販売を始めたちくほくSC

 筑北村坂北の複合施設・ちくほくjumble・ユニバーサルカレッジ(j・UC)ロビーに今秋から、障害者支援施設・ちくほくシャインカレッジ(SC)の利用者たちが手作りしたクラフト小物の展示・販売コーナーが設置された。おしゃれな小物入れやカードケース類で、販売を通じ利用者の工賃アップやモチベーション向上につなげる狙いだ。

 ちくほくSCが「自立訓練」や「就労継続支援B型」で使う教室にほど近い廊下部分に展示棚を設置した。主に専用のクラフト用紙や厚紙などで作られた商品類で、デスク周りの文房具を整理するための数百円の小物入れなど手頃な品もある。
 就労継続支援の一環で、手先が器用な利用者もいる同施設の長所を生かそうと企画し、商品がより見やすくなるように展示棚の配置や照明にも気を遣った。施設管理者の鈴木健児さんは「施設のモットーは『好きを伸ばす』だ。利用者が社会とつながるきっかけの一つとなれば」と願っている。問い合わせはちくほくSC(電話0263・55・7412)へ。