地域の話題

街じゅうお化けだらけ 塩尻・大門商店街でハロウィーン催し

多彩な仮装の参加者でにぎわう大門商店街

 塩尻市の秋の一大イベント「ハッピーハロウィーンinしおじり」(実行委員会主催)が28日、大門商店街で開かれた。子供から大人まで多くの人が仮装して歩行者天国となった通りを行き交い、街がお祭りムード一色となった。

 メインイベントのトリック・オア・トリートには約2000人が申し込んだ。参加者が各商店を回り、「トリックオアトリート(お菓子をくれないといたずらするぞ)」と言うと、従業員らが「ハッピーハロウィーン」と応じ、お菓子を渡した。
 参加した保育園年長の大和澪空ちゃん(6)=塩尻市広丘高出=は手作りの衣装で「花嫁の幽霊」になり、「おやつをたくさんもらいたい」とにっこり。級友4人で映画「ハリー・ポッター」の登場人物に扮した塩尻西小学校5年の有賀真子さん(11)は「仮装したりお菓子をもらったりと、いつもと違う雰囲気で楽しい」と話していた。参加者同士が交流し、互いの仮装について談笑する光景も見られた。
 ハッピーハロウィーンinしおじりは今年で27回目。新型コロナウイルス禍を経て昨年、3年ぶりに開催し、今年は感染対策緩和を受けてトリック・オア・トリートの定員を昨年の2倍に設定した。吉村和道実行委員長は街のにぎわいを眺めながら「これをスタンダードとして、これからも続けていきたい」と話していた。