政治・経済

明科駅 周辺再整備が完了 安曇野市の東の玄関口

テープカットとくす玉割りで事業完了を祝ったセレモニー

 安曇野市は28日、JR篠ノ井線・明科駅(明科中川手)の駅前や周辺で進めてきた再整備事業の竣工式と記念セレモニーを開いた。市や市議会、工事に携わった事業者などの約30人が出席し、工事完了を祝うとともに、市の「東の玄関口」となる明科駅やその周辺の活性化につながるよう願った。

 明科駅前に観光ポスターを掲示できる多目的スペースのあるトイレ棟、以前は無かったコインパーキング、新たな憩いの広場などを整備した。ロータリーの歩道には、雨天でもぬれずに車から乗り降りできるよう屋根(シェルター)を新設した。
 明科公民館で式典を行った後、憩いの広場に移動してセレモニーを開いた。テープカットやくす玉割りなどがあり、地元の太鼓連の演奏が花を添えた。
 市は総事業費16億円を投じ、平成30(2018)年度から5年半ほどかけて事業を進めてきた。太田寛市長は、明科駅は多くの観光客が訪れる拠点であるとともに、駅を中心に公共施設や商業施設が集まる市民生活の場でもあるとし、「リニューアルされた駅前広場を多くの人に利用してもらい、明科駅周辺や明科地域全体の活性化とにぎわいの創出につながるよう期待している」と述べた。