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松本城ロボ誕生 誘客に一役 11月3日出陣

城郭合体オシロボッツの「松本城」(MIXI提供)

 松本観光コンベンション協会(松本市)は11月3日、全国のお城をモチーフにしたロボットで地域を盛り上げる民間企業のプロジェクト「城郭合体オシロボッツ」の松本城版の発表イベントを市立博物館(大手3)前で行う。若い親子連れをロボットで魅了し、本物の城を見たいという意欲を刺激するのが狙いで、トレーディングカードの配布やご城印の販売などを行う。

 プロジェクトは、モンスターストライクなどのゲームアプリを展開するMIXI(東京都)の企画で、松本城のほか熊本城や名古屋城など全国九つの城を「ロボット化」している。松本城のロボットは黒の色調で、胴体を大天守で、肩を乾小天守と月見櫓で表現し、脚は旧開智学校の意匠となっている。北アルプスの山並みを翼にした。
 同社が、ロボット化してほしいお城をアンケートで全国に募ったところ、松本城が最多だったため考案した。動画や大型模型を作ってPRする自治体もあるといい、コンベンション協会は「松本城を訪れる観光客の年齢層を広げるためのツールにしたい」とする。
 イベントは午前10時から。市民祭に合わせて街中でスタンプラリーを行うほか、本丸庭園に記念撮影コーナーを設ける。