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和太鼓で木曽の魅力発信 檜流太鼓伝承保存会 来月4日 上松で初のフェス

和太鼓フェスティバルへの来場を呼び掛ける保存会のメンバー

 上松町を拠点に活動する和太鼓チーム・上松檜流太鼓伝承保存会は11月4日、町内を流れる木曽川の景勝地・寝覚の床で「木曽谷和太鼓フェスティバル~谷響」を初開催する。新型コロナウイルス禍で減った演奏の機会を新たにつくり、木曽の誘客と魅力発信につなげようと企画した。渓谷の紅葉と和太鼓の力強い演奏を楽しめる。

 メインステージは午後1時に開幕し、檜流太鼓のほか、神楽組(南木曽町)、桔梗太鼓 中夢楽座(塩尻市)、ヤマクマヤ(東京都八王子市)、有志で組むスペシャルユニットがチーム演奏する。飛び入り参加できる時間も設け、「山呼」「海の太鼓」「華囃子」の3曲を演奏する予定だ。
 檜流太鼓のメンバーはこのほど、荻原体育館で本番に向けて練習した。上松小学校6年生の田上正彦君(12)は「みんなの前で元気に演奏したい。他の団体の演奏を大きな場で聞くのも初めてなので楽しみ」と話している。
 入場無料。午前10時半~午後3時で、午前中はフリータイムとして自由に見学・交流ができる。地元の飲食店のブースやキッチンカーも出店する。雨天時は寝覚の床近くのドライブイン・ねざめ亭で行う。
 問い合わせは実行委員長の佐々木文絵さん(電話090・7830・8677)へ。