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楽しく環境学習 安曇野・堀金でフェア 烏川渓谷緑地20年も祝う

リサイクルアートの公開制作などが行われている環境フェア

 環境や自然について楽しみながら学ぶ「安曇野環境フェア2023」が7日、安曇野市堀金烏川の堀金総合体育館で、2日間の日程で始まった。市内にある県烏川渓谷緑地の開園20周年記念イベントも同時開催しており、初日は天候に恵まれ親子連れなどでにぎわった。

 環境フェアは5年ぶりの通常開催となった。明科地域在住で段ボールや新聞紙などをリサイクルして立体作品を手掛けるMikaFurihataさん(29)の公開制作、自転車型トレーニング器具を使った発電体験などが行われている。初日限定のリサイクル自転車販売には多くの市民が詰めかけた。
 開園20周年記念イベントはサブアリーナが会場で、ニホンジカの角を使ったキーホルダーづくりや動植物の切り絵のワークショップが行われている。県緑の基金の協力による絵本『森のくまさん 北アルプスの旅①』の原画展もある。キーホルダーを作った百瀬果歩さん(9)=安曇野市穂高南小学校3年=は「かばんに付けたい」と話していた。
 8日は環境フェア、20周年記念イベントとも午前9時~午後4時。午前9時半からは、絵本を通じて気候変動問題について共有する「ゼロカーボンミーティング」がある。