政治・経済

安曇野市議会 議長選2氏が意欲 10日から立候補受け付け

 申し合わせ任期の満了に伴う安曇野市議会の正副議長選挙の立候補受け付けが10日に始まる。議長選挙はともに3期目の松枝功氏(68)=会派さきがけ=と竹内秀太郎氏(79)=会派きぼう=が立候補する意向を示している。副議長選挙は擁立を探る動きがあるが、立候補を表明するまでには至っていない。正副議長選の対応について「今はノーコメント」とする議員もいて、構図はまだ固まっていない。

 松枝氏は議長選挙に向け、会派さきがけ(4人)の代表を退いた。現在は議会運営委員長を務めており、「一人一人の主張を表明してもらい、議論を尽くして方向付けする。その根幹を大切にしていきたい」とする。
 竹内氏は、会派あづみ野に所属していた3人で新会派「会派きぼう」を9月19日に立ち上げた。立候補の動機について「市民の声を大切に議会基本条例を尊重して議会機能をもっとスピーディーに発揮させるため」とする。
 「無所属の会」(5人)は会派拘束をしないため、所属議員それぞれが正副議長選への対応を判断する。会派あづみ野(4人)は正副議長選の対応について「検討中」としている。共産党市議団(3人)は正副議長選とも擁立を見送るとみられ、投票先については「未定」としている。
 正副議長選の立候補は、16日正午に締め切られる。投開票は23日開催予定の市議会臨時会で行われる。同日の全員協議会で立候補者による所信表明演説がある。