政治・経済

長野銀で最後の内定式 八十二銀と経営統合で

内定通知書を受け取る学生

 6月に八十二銀行(長野市)と経営統合した長野銀行は2日、松本市渚2の本店で、来春卒業予定の大学生や短大生を対象にした内定式を開いた。再来春の新卒採用活動は両行が合同で展開しているため、単独では最後の内定式となる。通知書を受け取った学生は、社会人生活、今後予定される両行の合併に向けて気持ちを新たにしていた。

 1日に内定が解禁されたのに合わせて行われた。内定者は前年より3人少ない21人となった。長野銀の西澤仁志頭取はあいさつで、人口減少といった環境変化に対応しながら地域とともに成長できる銀行を目指すという経営統合、今後の合併の目的を説明。「より多くの仲間と、より広い分野で活躍できるようになる。みなさんと新しい銀行をつくっていくのを楽しみにしている」と述べた。
 松商学園高校出身で東京の大学に通う御船亜美さん(22)は「(経営統合に)不安を感じているお客さんもいると思う。入行したらその不安を減らせるように取り組んでいきたい」と話していた。

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