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スポーツ・文化 多彩に楽しむ 塩尻のユメックスアリーナ

車いすバスケットボールを体験する来場者

 塩尻市広丘郷原の市総合体育館ユメックスアリーナに親しんでもらおうと1日、館内で「スポーツ文化フェスタ2023」が開かれた。障がい者スポーツやボルダリングの体験、書道やダンス、和太鼓の発表などがあり、大勢の来場者でにぎわった。

 東京都市大学塩尻高校書道部が書道パフォーマンスを披露した。誰もがスポーツを楽しめるよう願いを込め、部員6人が「合縁奇縁」の文字をしたためた。
 メインアリーナでは車いすバスケットボール体験会が行われ、来場者が車いすに乗って競技を体験。県障がい者スポーツ協会の職員・指導員がシュートの仕方や車いすのこぎ方を指導した。松本市の波田小学校5年・小幡吉平君(11)は「車いすに乗るのは初めて。始めはシュートが届かなかったけど、こつがつかめると楽しい」と話していた。
 指定管理者のミズノ・アシスト&ソリューショングループが主催した。副館長の山村浩一さん(51)は「スポーツだけでなく文化的な利用もできる。多くの人に使っていただきたい」と話していた。