教育・子育て

山形で通学路点検 安全策考え

村道交差点の状況を確認し、改善策を考える参加者たち

 地域の小中学生の通学路の安全確保に向け関係機関が危険箇所などを確認する合同点検が27日、山形村で開かれた。村教育委員会や松本警察署、小中学校のPTA、区長会長など約20人が現地の道路状況や交通状況を確認し、安全対策を考えた。

 保護者や学校から改善要望のあった6カ所を点検した。下大池公民館近くの村道では、道路脇の水路への転落防止策を求める声があり、側溝の反対側へのグリーンベルト導入、柵の設置などが検討された。見性寺近くの村道交差点は、「止まれ」の道路表示が消えかかり、止まらずに通過する車があると指摘された。赤色の路面表示や、「学童横断」の看板で注意を促すといった改善案が上がった。
 点検前には安全推進会議を開き、昨年度の点検後に各関係機関が行った改善策を確認、子供たちへの安全教育の大切さも共有した。6月に乗用車と自転車に乗った高校生の出合い頭の事故があった東原の村道交差点については、村が今夏、注意を促す看板の設置と道路表示の引き直しを行ったことを報告した。