多様なスポーツ楽しむ 松本のイベントに800人

年代を問わず、多くの人がスポーツを楽しむイベント「2023ファミリースポーツカーニバル」が3日、松本市美須々の市総合体育館で開かれた。同市スポーツ推進委員協議会と市の主催で、親子連れなど約800人が来場し、多様な種目で体を動かす楽しさを味わった。
木の棒を投げてピンを倒すモルックや、スティックを使って円盤を得点エリアまで滑らせ、総得点を競うシャッフルボードなど、さまざまな競技を体験できるブースが設けられた。
ベルト上でジャンプしたり宙返りをしたりするスラックラインのブースでは、W杯チャンピオン・木下晴稀さん(23)=上高井郡小布施町=らによるパフォーマンスが披露され、幅25㍉の線上での離れ業に歓声が上がった。選手と一緒に体験する時間も設けられ、子供たちが手を支えられながら慎重にベルトの上を歩いていた。
グローバルけん玉ネットワーク(松本市)によるけん玉教室のブースでは、ヨーロッパ大会優勝経験者の飯嶋広紀さん(32)らと一緒にけん玉を使った遊びをしたり、アクロバティックな技に挑戦したりする子供たちの姿が見られた。鎌田小3年の小淵美緒さん(9)は「緊張したけど楽しかった。家でもやってみたい」と話していた。
協議会の安藤久治会長は「新型コロナウイルス禍で子供たちはつらい思いをしたと思うが、笑顔が見られてよかった」と話していた。