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安曇野市内の全11駅 新スタンプの図案決まる

 安曇野市と同市観光協会、JR大糸線の豊科駅が共同でリニューアルを進めている、市内の駅に設置しているスタンプの新しい図案が決定した。市内の中学校と高校の生徒から図案を募り、応募総数309点の中から各駅1点ずつ、全11駅分を選んだ。新スタンプは10月に設置する予定。

 中学校7校、高校4校に1駅ずつ割り当て、図案を募集した。大糸線の穂高駅は道祖神、篠ノ井線の明科駅はアヤメなど各駅の地域の特色を盛り込んだデザインとなっている。
 23日の定例記者会見で、図案を発表した。太田寛市長は「中高生の感性、郷土への愛着を感じる。秋の観光シーズンに合わせてスタンプラリーなどを企画し、周遊観光にも生かしていく」と話していた。
 現在スタンプがあるのは、市が乗車券販売を担う6駅。平成17(2005)年の合併前後の時期に当時の観光協会が作り、長年の使用で版面が劣化している。新しいスタンプも前回と同様、えぞ彫工芸社(三郷温)に依頼し、枝切りで処分されるリンゴの木を印材として再利用する。
 スタンプとなる最優秀作品11点を含む入選作品75点は、9月22~29日に市役所東側ロビーで展示する。

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