二十歳の節目 東筑摩、木曽、北安曇の各町村で祝う式典

お盆休みに合わせ、東筑摩、木曽、北安曇の各郡内で、20歳の節目を祝う「はたちの集い」や「二十歳を祝う会」が開かれている。郡内各地で式典があり、参加者は温かい祝福を受けながら旧友や恩師との再会を喜び合う光景が見られる。
山形村ではミラ・フード館で「はたちの集い」が開かれた。76人が参加し、本庄利昭村長や小中学校の恩師らに祝福された。本年度は村出身の136人(男性61人、女性75人)が20歳になる。
代表で中央大学2年の塚本萌さんが「誰かを支える大人になれるよう努力していく」と誓いの言葉を述べた。富山県内で法学を学ぶ大学2年の鈴木朝陽さんは「自立し、法学関係の仕事に就きたい」、松本大2年の大池柊希さんは「大人と子供の境界線を意識し、学校教諭の夢を実現したい」と近況を報告した。
東筑摩郡内では筑北、麻績の両村が15日に各村で二十歳の集いを開き、筑北村で合同の祝賀式がある。対象は筑北が36人(男性19人、女性17人)、麻績が20人(男性12人、女性8人)。
木曽町の成人式は13日、町文化交流センターで開かれ、対象者117人(男性66人、女性51人)のうち79人が出席した。ドレスやスーツ姿の新成人は、久々に顔を合わせた旧友や、小中学校時代の恩師と昔話や近況報告に花を咲かせた。
新成人を代表して4人が決意表明をし、家族や友人、恩師への感謝の思いを伝えた。日義出身で、現在は卒業アルバムの製造会社に勤める赤堀はなさん(21)=大阪府平塚市=は仕事のやりがいに触れつつ「木曽町で友人と過ごした日々を誇りにこれからも励みたい」とあいさつした。
木曽郡の6町村は15日までに、成人式もしくは「二十歳の集い」「二十歳を祝う会」など20歳を祝う式典を計画している。