御嶽登山 安全に楽しんで 山の日に啓発活動
「山の日」の１１日、御嶽山黒沢口登山道５合目・おんたけロープウェイ（木曽町三岳）の山麓駅舎前で、安全登山の啓発活動が行われた。今年から９月２７日が「信州火山防災の日」となったことを受けた事前啓発を兼ね、御嶽山火山マイスターネットワークや木曽地区山岳遭難防止対策協議会、県、木曽警察署など関係機関の１６人が、ヘルメット装着などを呼び掛け、安全な登山を促した。
午前６時半過ぎ、乗車口に向かう登山者約４０人にチラシを配って「御嶽山は火山です」「ヘルメットは上の方では着けてください」と声を掛けた。
夫婦で登頂を目指す名古屋市の会社員の男性（６０）は「初めてヘルメットを購入し、火山情報もしっかり確認してきた。９年ぶりに開放された八丁ダルミ（剣ケ峰と王滝頂上を結ぶ尾根）を歩きたい。気を付けて登りたい」と話していた。
活動は王滝口登山道７合目・田の原、剣ケ峰手前の黒沢十字路でも行われた。