地域の話題

心も跳ねるよ お夏まつり 朝日村

浴衣姿で踊りを楽しむ子供や親子連れ

 朝日村の夏の一大イベント「お夏まつり」が5日、村運動広場グラウンドで開かれた。新型コロナウイルス禍の影響で通常規模の開催は4年ぶり。多くの村民や帰省客がにぎやかに集い、踊りや伝統の朝日小唄、ステージイベント、花火を満喫した。

 子供のダンスや朝日小学校金管バンドの演奏がオープニングを飾った。地域に伝わるキツネ「お夏」の伝承に親しみを込めた祭りで、子供も大人もキツネのメークをして楽しんだ。踊りは太鼓の音色を合図に始まり、区単位や職場の仲間などで組んだ踊り連が会場を盛り上げた。朝日少年サッカークラブの仲間と参加した朝日小学校3年の清沢好浩君(9)は「楽しい!元気に踊りたい」と笑った。
 将来に向けて祭りの在り方を考えようと、感想や未来へのアイデアを募るメッセージボードが設置され、来場者が自由に書き込んだ。お夏まつり研究会の発案だ。発案者で鉢盛中学校3年の奈良澤歩果さん(14)は「久しぶりの祭りでわくわくした。小さい頃から遊びに来ていた祭りだから続いていけばうれしい」と願っていた。