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OMF開幕 歌声・演奏楽都彩る 初日はリートデュオ

開幕を飾ったリートデュオ・リサイタル

 楽都・松本市を象徴する国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)が19日に開幕した。松本市島内の市音楽文化ホールで開かれた「OMF室内楽勉強会~リートデュオ・リサイタル~」が初日を飾り、若手の声楽家とピアニストが情感豊かに磨き上げた表現力で約400人の聴衆を魅了した。

 日本など5カ国の25~33歳の6組12人が、ドイツリート(ドイツ歌曲)の世界的権威で声楽家の白井光子さんから合宿形式で指導を受けた成果を発表した。ふくよかな歌声と技巧的なピアノの音色が紡ぐハーモニーに、一組ずつ盛大な拍手が送られた。アンコールは全員で「夏の思い出」を合唱した。
 毎年、音楽祭に足を運んでいるという同市島内の税理士・宮下崇志さん(58)は「松本で一流の演奏家のステージを聴けることは市民として誇り。バリトンの迫力が素晴らしかった」と話していた。
 音楽祭は平成4(1992)年にサイトウ・キネン・フェスティバル松本として始まり、改称を経て昨年30周年の節目を迎えた。既に松本入りしている世界的指揮者の小澤征爾さん(87)が総監督を務め、今年は9月6日まで、一般向けにはオーケストラ公演を柱に7プログラム8公演を予定する。