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少年硬式野球の松本南リトルシニア 18年ぶりに全国2大会同時出場

二つの全国大会に出場する松本南シニアの選手

 松本市の少年硬式野球チーム・松本南リトルシニア(塚原啓介監督)が、8月1日開幕の「第51回日本リトルシニア日本選手権大会」と同15日開幕の「第17回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ」の二つの全国大会に出場する。2大会同時出場は元オリックスの甲斐拓哉投手を擁し、ジャイアンツカップで全国優勝を果たした平成17(2005)年以来18年ぶり。選手たちは「一戦必勝」を掲げて活躍を誓っている。

 松本南は6月に開かれた日本選手権信越大会で準優勝した。2強が出場できるリトルシニア日本選手権への出場権を獲得し、4強で戦うジャイアンツカップ予選も勝ち抜いた。
 チームは昨年10月の新人戦中南信ブロックで初戦敗退を喫してから雪辱を期し、冬場の練習で体幹トレーニングや走り込みを重ねてきた。先制点を取られても反撃できる攻撃力をつけるため、平日の自主練習にも3年生を中心に積極的に取り組んできた。
 漆戸大晟主将(信大付属3年)は「厳しい練習も歯を食いしばってやってきた」とこれまでの努力を振り返り「レベルの高い全国大会でもチームの力を信じ、一つずつ勝っていきたい」と意気込みを語った。