御嶽海、早くも負け越し 大相撲名古屋場所9日目

大相撲名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)9日目の17日、上松町出身で西前頭2枚目の御嶽海(出羽海部屋)は、東前頭筆頭の錦木(伊勢ノ海部屋)に寄り切りで敗れ、8敗目を喫した。7日目にようやく初白星を挙げてからの連敗で、9日目にして早くも負け越しが決まった。10日目の18日は、西小結の阿炎(錣山部屋)と対戦する。
立ち合い低く当たって踏み込んでもろ差しに成功。土俵際に追い込むまでは「対錦木戦」の勝ちパターンだったが、この日の対戦に勝ち越しを懸ける今場所好調の錦木の腰は重かった。御嶽海の下からの再三の圧力を左上手1本でしのいだ相手に右上手も許すと攻守が逆転。一気の寄りに屈した。9日目での負け越しは御嶽海にとっては自己ワーストの速さ。
阿炎とは過去9勝5敗と白星先行も御嶽海が3連敗中。直近の対戦となった今年春場所では、立ち合いで相手の変化に対応できず、頭を押さえられての上手投げで転がされた。